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最近読んだ本 244冊目「雪虫 刑事・鳴沢了」

雪虫 (中公文庫)

雪虫 (中公文庫)



以前読んだ『孤狼 刑事・鳴沢了』(2013/5/31参照)と同じ鳴沢了シリーズ。その第一作目になります。「孤狼」の方では父と不仲というのが語られていましたが、祖父のこともちらっと書かれていたように思います。「雪虫」ではその二人が大きなカギを握っていますね。最後はちょっとどうかなぁという結末ではありましたが。
一作目ということで、鳴沢はまだ29歳ですが、かなり尖っているというか融通がきかない感じがしました。聴き取り調査は強引でしたし、後輩刑事に対する態度は横柄な印象すら受けましたから。正直いい印象は抱きませんでしたね。犯人を憎む気持ちはわからなくもないですが、警察としての権力を強引に行使しているというか。一歩間違えれば鳴沢が腐敗した組織の中の一人になりかねない感じもしました。
「孤狼」では警察という組織の中でも筋を通そうとしてる正義感のある人間だと感じていたので、若干失望すらしましたね。まぁ、この後「孤狼」までに二作品あるのでその間に血の気の多い若者から冷静な判断ができる大人へと人間的に成長していったのかもしれませんが(^ω^;)