最近読んだ本 226冊目「猫背の虎 動乱始末」

猫背の虎 動乱始末

猫背の虎 動乱始末



地震の直後で混乱する江戸市中において、今は亡き父と同じ臨時の市中見廻り役に就いた虎之助の奮闘記。
真保さんといえば「アマルフィ」などの黒田康作シリーズの著者さんですね。開国に揺れる江戸末期の作品を書くようなイメージがなかったですけど、読み易い作品でした。全部で5章ありますが、最初の事件を途中の伏線を回収しつつ最後にしっかりまとめていましたしね。
地震の後で食べるものや住むところに困りいろんな事件やもめごとが起こりますが、それを杓子定規に裁くのではなく江戸っ子の義理人情をまじえながら解決していくところは、甘っちょろいといえばそれまでですが読んでて心が和むようでした。市中見廻り役というのは今でいう交番のおまわりさん的な感じでしょうし、そういう人と町の人々の交流話はいいものが多いですよね。たま〜にドロドロした作品もあったりしますが(^ω^;)