最近読んだ本 206冊目「星火瞬く」

星火瞬く

星火瞬く



幕府に追放されたドイツの医学者フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトが、幕府の開国に伴い息子アレクサンダーを連れて再び来日した際に出会ったロシアの亡命革命家ミハイル・バクーニンとの幕末動乱期の話。
幕末を舞台にした作品は過去何度か読んでますが、こちらは外国人が主人公ですので攘夷志士を題材にした作品とは違い新鮮でした。面白かったかどうかは別問題ですがw
作中ロシアが、長崎の対馬に強引に上陸し居座り占領下におこうとします。それに対する対馬藩や幕府の対応と、今の日本のロシア、中国、韓国との領土問題に対する対応が似てるような気がして思わず苦笑してしまいました。自分たちの主張を強引に押し通そうとする欧州諸国、対して彼らを苦々しく思っていながら強く抗えない幕府。日本の外交の弱さはこの頃からすでに現れてたのですね(^ω^;)
こういう異人斬りみたいな方法はどうであれ日本の未来を案じて奔走する人々の作品を読むと、今の政治家の腐り具合がいやになりますね。作中登場する小栗上野介勝海舟が今の日本にいたらどのような政治を行っていたのかなぁ、とついつい考えてしまいます(苦笑