土曜プレミアム「ダビンチコード」

[asin:4042955061:detail]
X-FILESの影響もありこの手のミステリーは好きなので楽しみにしていました。ちょうど1年程前にブックオフで315円で買った文庫本を読んでいたので内容は分かっていたのですがそれでも楽しめました。ただアリンガローサ司教が自分のイメージとちょっとズレてはいましたけどw
あと劇中信者が”キリスト”と呼んでいましたけど、通常信者は”イエス”と呼ぶと聞いたことがあります。”キリスト”というのは名前ではなく”救世主”という意味だとも。日本人には”イエス”より”キリスト”の方が馴染みがあるので翻訳した方が”キリスト”の方を選んだのでしょうけど、ちょっと違和感があったりもしました。
さて本編ではシオン修道会が何世紀にも渡ってイエスの血筋を守護してきたというものが根幹にありましたがそれにちょっと自分なりの考えを述べてみたいと思います。興味のある方のみ続きをどうぞ。

題名にもなっているダビンチコードは教会が隠してきた秘密をシオン修道会の総長でもあったダビンチが絵画の中に暗号として表しているということですが、これが事実かどうかというのが映画が公開されて時も話題になりましたよね。ここで考えられる可能性は3つあると思います。
1つ目は、ダビンチが実際に暗号を残したということ。ダビンチは長年受け継がれた秘密を後世の人々に密かに伝えようとして名画”最後の晩餐”に暗号と記す形で描いたという可能性。
2つ目は、確かにダビンチは秘密を暗号として残したがそもそもその秘密自体が偽りであるということ。あるいはすべてが偽りではないが時を経るにつれ尾ひれがついていつの間にか事実とかなり違った形になっている可能性。たとえばマグダラのマリアという女性はイエスと近しい女性ではあったが妻ではなかった。親友として仲良くしていたところを二人のことをあまり知らない人が見かけあの二人は仲がいいし夫婦に違いないと解釈してしまい、それがそのまま後世に伝わってしまったとか。
3つ目は、そもそもダビンチはそんな暗号を記していなったということ。ダビンチはただ構図がいいと思って”最後の晩餐”を描いたかもしれないですよね。それを後世の研究家が「あのダビンチが描いた絵画なんだから何か暗号が隠されているに違いない」と勝手に思い込んでしまった可能性。そうだとしたらいまごろダビンチは天国で「こいつら何見当違いのこと言ってんだよ(苦笑)」となっていることでしょうw
個人的には2番目の線が強いんじゃないかなと思います。でも結局のところ歴史を正確に知ることは不可能ですからね。たとえ書物が残っていたとしてもその書物が正確な歴史を記していると証明することはできません。私たちは自分の子どものころのことでさえ正確に知ることはできないのですから。両親に子どものころの話を聞いてもそれが真実かを証明する方法はありませんからね。両親以外の人も同じことを言ったとしても皆が口裏を合わせている可能性もあるわけですから。写真やビデオはいまならいくらでも偽造できますしね。
要するに私たちが習ってきた歴史というのはいろいろな研究から一番有力だと思われることを習ったに過ぎないわけです。個人的に「×××年○○がおきた」というのは「×××年○○がおきたという説が有力である」と考えるの妥当だと思っています。三国志や戦国時代の話しが好きでゲームとかもしますが、三国志の出来事も真実がどうかは証明できない訳です。つまりタイムマシーンでも発明されない限り過去を正確に知ることはできないというわけですね。もっとも「それ言っちゃお終いじゃん」て言われたらどうしようもないんですけどw